実家と空き家

近所で親が住んでいる実家をこの先どうしようか?と息子さんと立ち話していた事。

親の入院をきっかけに一人で暮らすのは厳しいから同居することにしたのですが
この後、誰かに住んでもらうか、更地にするか手探り中なのです・・・と

私の住まいは富山県富山市で山側の大沢野というところ
近所周辺は田んぼやイチジクなどの畑が多い田舎といえば田舎。
周辺をランニングコースとして走りますが、廃墟寸前の家があったり、空き家っぽい家、更地にした土地があったりです。
それでも新しいご家族はここ数年で数件ですが増えています。

自分の家を将来どうするか?

こんな表題を書きながらも、なかなか考えれないと思います。だって今住んでいますから。
でもこんな住居も近所でありました。
家が劣化して崩れた状態が何年間も放置されている空き家です。

ようやく昨年、市から建物解体の候補にあげられ、申請に何年もかけてきたことが実現されました。これからそれに近い家が増え続けそうな一方で、取り壊すにしてもある一定の手続きができないと行政でも解体に至るまでの手続きが進めれない事を聞きました。その対策として、不動産の名義を変更していない相続財産は罰金が課せられることになる「相続登記義務化」が始まるのでしょうね。

もっと一軒の家を大切に引き継ぎできればいいのにとも思いますが、今もどんどん分譲住宅が増えてきてます。
一人で暮らしたい親もいますし、そうなると1世帯につき一軒。
昭和時代の第二次ベビーブームの世代が私たち。
その親世代も一軒屋の時代。実家が空き家になる問題は社会問題にもなりそう。

相続相談ではこのような話は多いです。
このような準備も相続の対策の一つになります。

メディアでも「空き家」というワードが増えてきた。

先日の新聞でも「空き家」というワードが載ってました。

空き家を辞書で調べてみると、「人が住んでいない家のこと」

家も年を積み重ねているわけで、長年住んでいる家を部分的に直されている方がほとんどかと思います。
屋根を直したからまだこの先20年大丈夫、壁を塗り直したからこの先10年は大丈夫、快適な住まいを維持するにはお金もかかっています。

そして住んでいる人も一緒に年をとっていきます。私は50歳、実家の家はリフォームもおこない75歳の両親が住んでいます。少し持病はありますが生活には支障ありません。先週末に実家へ立ち寄りたまたま、葬式の話から父は「死んだらなんもせんでいいからな」と言い始めた。この家は?と聞くと

「そんなもん死んでから好きなようにせ」

「あのね、誰がそれするん?」

私と母で笑いながらの話でした。
改めて10年後、私が60歳、両親85歳、住み続けているだろうし、その時売買すると言ったって現実味のない話。でも所有しているだけで、かかるものあるし、管理で互いに負担になる事もあるだろうし、それが長期化すると心身共にクタクタになりそう。我が家もこんな感じなのです。
相続は100人いれば100通りあり、何がその人にとって正解、不正解はなく
準備をやっておけば後々楽な事があったり、やっておいて良かったねというケースが多いです。

最後に

でもそれでは収まりきらない状態や関係性があります。
例えば、離婚歴のある親や子、疎遠になっている家族がいる、子供がいない夫婦やお一人暮らしの方
少し周りの家族よりやっていかなければならないことが多い方々です。

どんなことだろうとご興味ございましたら、当社の個別相談にお越しください。
このブログ限定で特典もあります。
申し込みリンクは下記からです。

この記事を書いた人

コラン相続コンサルタント事務所 坂本俊一