専門家のかけ橋から

安心感の提供

現在相続コンサルティング進行中のお客様。整理収納専門家にお繋ぎしたお仕事。専門家のヒアリングに同行しました。

現場で、同席されますか?、
残しておきたいものありますか?、
探しても見つからないものがありましたか?、
出たゴミはご自身で捨てられますか?
などなどいろいろな角度から丁寧なヒアリング。女性の視点や気遣いを感じる質問の数々でした。同席された奥様も安堵の様子で安心してお任せできると即日程調整までお願いしていました。

整理収納専門家が言っていた言葉
「環境が変われば人生が変わる」
なんかわかる気がする。狭いところに入ると目に見えない圧迫感を感じ、閉ざしてしまう感覚がある。でも目の前に広がる視野があると、なぜかゆとりが持てる感覚がある。このお客様も前向きに終活を取り組んでいますがこの整理をすることで自分の人生も広がるといいなぁと思いました。さあ来月から大人の片付けスタートです。

会話を重ねていくうちに

ここに至るまで、依頼者である奥様との面談を重ね、ご主人も同席された家族会議も開催(お子さんのいないご夫婦)
この家族会議をするときも、人生の大先輩を目の前にこれからの人生設計について話をするなんておこがましいことと感じましたが、私はこれまでお客様が描き切れなかった未来予想図を描いて、ご主人の願望を解いていきながら、一つ一つ話をしていくうちに、ご主人の思考が広がったのか?自分のやりたいことを言っていたご主人の言葉が変わってきた感じがした。「おそらく私が先にいってしまう。その後こいつが1人になった時が気になる。その時は頼むよ、いろいろ相談に乗って欲しい」生涯のパートナーの事を最期までの考えられた時だった。
私にできる事、できない事はある。でもできる事は精一杯協力していきたいと新たに思いを強くしました。

大切にしたいこと

今ある財産の残し方ではない部分。
これからの生活を考えると、やりたいと思っていることを反対されるかと思ったとご主人。

やりたいことをやろうとするから、これまで生活してきた水準を落とす(節約をする)というのは結構ハードルが高いこと。でも今あるお金は、これからの将来、年金で足りない部分を補うものだという事を意識してもらい、一年毎にお金の減り方を確認、その上でお金の使い方を調整していき夫婦お互い意識していく、今まだ、できるのであればやったほうがいいとご夫婦で腑に落ちたようすでした。

未来の事は確かにわからないけど一年一年刻んで確認をしていくことはできます。遠いところは見えないけど近いところは見えた印象がしました。

悔いのない人生を生ききる

私の友人で現在トルコへ放浪の旅に出ている女性の人がいます。その行動力や撮られる景色をSNSで見て、とてもうらやましい人生だと感じる。「あーやっとけばよかったと後悔するぐらいなら、できる範囲でやったほうがいい」あくまでも私の考えです。お客様の人生、数十年間、過ごしやすい快適な環境で過ごせたとしたら、悔いのない人生に近づくことができるのではと考えた。だから私もご主人のやりたいことに賛同しました。もちろん奥様にもいろいろな角度で検証されて、やることに同意をもらっています。これからも引き続きサポートするご夫婦ですが、どのように生活環境が変わっていくか楽しみです。
今日はここまで!

この記事を書いた人

コラン相続コンサルタント事務所 坂本俊一