相続は緊急性が低い

自分の事は後回しにする

皆さん歯医者さんてに行く時どんな時ですか。
きっと歯が痛くて痛くてしょうがない、もう限界、我慢ができなくなって行きますよね。
私もそうなんですが、ちょっと痛いくらいなら行かない方が多いかな。

痛くて歯医者さんに行ったら「もう少し早く来てくれれば・・・」といわれる。
今、歯医者さんで推奨されていること「定期的な検診」
歯の健康状態を良い状態で維持することや定期的な検診をおこなうことで、早期虫歯の発見ができる。

健康診断もそうですよね。
年に一回、身体の目に見えない部分を検査して、異常がないか確認をする。指摘がなければ安心を得ることができる。もしくは症状が出る前の発見で大病の予防になっているケースもありますよね。

生活するうえで支障がない時点では、「行かなくても大丈夫」だから行かないのです。でも歯の場合、虫歯になったら歯は元の歯には戻らない。削ります。痛い・・・歯に大きな詰め物をしたり、虫歯が深いと抜いたりする。

自分の事って、必要でない状況だったら「なんかめんどくさいなぁ、時間もないしもう少し先でいいかな」って先送りにしてしまう。「起きたときにやればいいかな」「本当に必要な時やればいい」という程度にしか考えていない。積極的に問題に飛び込みたくないですよね。

緊急性は低いけど、重要なこと

なんでこんな時に歯が痛くなるの、痛くてたまらない、今から行っても休診期間中だぁ・・・大事な約束、楽しみにしていたイベントの時に限ってなんで・・・
虫歯になる前に予防対策をしておけば、このようなことは起きなかったかもしれない、また大掛かりな治療と長期通院になるような時間を要することも軽減できたかもしれない。

「緊急性は低いけど、重要なこと」
第二象限とも言われているこの部分。私たちの時間は24時間みな平等で限られている。日頃からの流されやすい行動に時間を使うか、「緊急性は低いけど、重要なこと」の時間を確保して行動するか。同じ時間だけどこの領域を使うか、使わないかの差は大きいと聞きます。

相続に置き換えると

日々の生活で、私ができているかというと、全てに於いてはできていません。だからこそ、わかる。
相続も同じかなぁと。発生するまでは、「我が家では問題はないだろう」と思っている今があり、特に何か事を起こすこともなく過ごしている((緊急性が低いから)相続発生してから想定外な事が次々と浮上して、お金と時間を使い、あの時やっておけばと考えてしまう。

中にはこのような人もいる。事前に過去(両親)で起きた相続や自分の身体が心細くなったことを見据えて相談(検診)に行く人もいる。私たちはそのような人に安心感とこれからの見通しを描くことが役割としてあります。我が家に何が起きうるか、わからないけど「緊急性の低いけど、重要なこと」を手当てをしておけば、それほど大きな問題にはならないのかもしれない。ここは私たち相続コンサルタントが皆さんの力になれる事。

相続に限らず何でもそうなのかなぁとも思いました。
おそらく日常生活や仕事の部分でもつながることかと感じた今日この頃。
と自分自身に言い聞かせながらシメといたします。

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この記事を書いた人

コラン相続コンサルタント事務所 坂本俊一