相続と介護を同時に考えると未来が変わる、その理由

投稿日 2024年12月9日
著者コラン相続コンサルタント事務所　坂本俊一
カテゴリーセミナー
カテゴリー介護

相続や介護の準備、
同時に考えたこと
意識したことはありますか？

介護に関しては
その時その時にやることをやっていく。
私もそんな感覚でしか捉えていませんでした。

でも、この2つは切り離して
考えるべきではないと考えています。

むしろ同時に話し合いすることで、
家族にとっても良いこと。

良いと思ったことを少し書きました。

介護費用を見据えた相続準備ができる

介護が必要になったときの費用は、
想像以上に大きいことがあります。

例えば、施設に入所する場合、
所得に応じて
月々15万円以上の支出が
必要になるケースも少なくありません。

介護保険の自己負担割合や
その他にかかる費用も見落としのないように。

相続の準備と併せて
家族で介護の可能性を話し合うことで
家族が困らないための
資金計画を立てて
いざという時の負担を
軽くする事にも繋がります。

また、
どんな生活をしたいか
どこで介護を受けたいのか
といった本人の希望を
聞いておくことで、

家族が納得感を持って準備を進められます。

「誰がどのように負担するのか」
こんな話もあらかじめ決めておくことや
いざというとき
兄弟の誰が中心となって進めるかなど
具体的な内容がなくても
方向性が見えると安心ですね

後見制度のリスクに備えられる

高齢になり、判断能力が低下すると、
家庭裁判所が後見人を選任する場合があります。

これは介護施設からも求められることも。

この後見制度は
本人の財産を守る仕組みですが、
自由にお金を使えなくなる
可能性があるため、
本人の生活の選択肢が
狭まるリスクもあります。

ですが事前に
「任意後見制度」を準備することで
本人から家族や信頼できる第三者に
後見人をお願いすることができます。

全く知らない人にお金の管理をされるって違和感ありませんか？

家族での話合いが家族の◯を深める

相続も介護も、
家族全員が関わるお話です。

「誰が何をするのか」
「どんな準備が必要なのか」

家族会議で話合うことは、
兄弟のお互いの考えを
理解、納得しながら進める為の
第一歩になります。

また、兄弟がそれぞれ
離れて暮らしている、
県外に住んでいて
急には帰ってこれない、
久しぶりに家族団欒
１つのテーブルを囲み
子供の頃の思い出を
振り返りながら
〇〇家の家族愛を深める
きっかけにもなりますね