皆さん、こんにちは
富山の相続診断士
コラン相続診断士事務所 坂本俊一です
前回のブログからご無沙汰してますが
季節はもう秋ですね。
朝目覚めると布団が
恋しくなってきました。
さて今回は、
被相続人からのご依頼。
「遺言書を残しておきたい」ので
相談したいと話がありました。
早速ご自宅に伺い2時間ぐらい
お話をさせていただきました。
「どうして遺言書を書こう
と思われたのか?」とお聞きしますと
「どちらが先に亡くなっても
今と変わらない生活を送れるように
しおきたい」との事。
そのご夫婦には5人お子さんがいます。
現在末子家族と同居中。
皆さん結婚され10人以上の
お孫さんがいるとか。
お孫さんの話になると
声がはずむお二人。
しかしながら子どもたちの仲が
上手くいっている兄弟と
関係性が良くない兄弟が
いるようなので
(特に同居の子が仲良くない)
もめないように遺言書を
残したいといういきさつです。
相談を受けた時、
確かに遺言書があれば
その内容通り財産を分けていきます。
でもその内容が
仮に同居の子に多めの財産が
いくことになるとしたら。
その内容に兄弟は
どんな感情が生まれるか?
納得いかないとなれば、
手続きは進むかもしれませんが、
子供たちの関係性は
変わらないでしょうし、
遺言書があっても
争うかもしれません。
依頼人もそのような事は
望んでいませんでした。
「そんなこともあるんかね先生」
あくまでも可能性のお話、
もちろん、ないに越したことはないが、
今からなら何か出来る事があるのでは。
私からはそんなサポートも
お引受けできますと
提案させていただきました。
今日はこのご依頼人の戸籍取得のため
役場にきています。
木を見て森を見ず
ムネオ塾長から学んだ事。
前のわたしは遺言書を作る
サポートしか出来なかったかも
しれない。
でも一歩踏み込んだ質問から
時間をかけて依頼人の事知ると
依頼人の背景が見えてくる。
せっかく作成するのなら
このご家族の未来の幸せ、
安心を提案したい。
そんな気持ちになる。
遺言書の作成、その過程中で
その他に起きうること、
相続人の理解を得る方法、
まだ見えないことに気づくこと。
相続診断士の役割は
ここにあると思います。
まだまだひよっこですが、
少しずつ成長して皆様の
未来に安心を提供したいです