年末年始に親と話したい3つのテーマ

実家に帰省するタイミングを活かして

家族が久しぶりに実家に集まるお正月。
普段は電話とかLINEでは
なかなか話しづらい相続や介護について、
年末年始に家族で
話し合ってみませんか?

普段は遠く離れて暮らしているからこそ
顔を合わせて話すことで
相続対策の第一歩として
進めることができます。

しかしながら、
いざ話そうと思っても、
どこから切り出せば良いのか
迷うことも多いですよね。

今回は
「親と自然に話し合える3つのテーマ」
でご参考になればと思い、
実例などをご紹介します。

1. 親の健康や生活のこと

「最近、体調はどう?何か困っていることはない?」
「通院や日常生活で手伝えることがあれば教えてね。」

実例:
ある50代の女性が、
年末に帰省した際、
お母様の健康を気遣って
「最近、足の調子はどう?」と
軽く聞いてみたところ、
お母様が実は階段を上るのが
つらくなってきたことを
話してくれました。

それをきっかけに、
2階から1階に寝室を
移せるよう準備を進め、
暮らしやすい環境を整えたそうです。

健康の話を
日常生活の毎日やっている行動を
きっかけにすると、
重い話になりにくく、
家族間での情報共有も広がっていく。

日常生活で困っていることがないかを
聞くと、親も安心して相談できます。

2. もしものときの財産管理や後見制度の話

「最近、後見制度っていうのを知ったんだけど、どう思う?」
「財産の管理について、何か決めておきたいことはある?」

実例:
北陸に住む70代のご夫婦が、
息子さんから
「後見制度の準備って知ってる?」
と話を振られたことをきっかけに、
任意後見契約を結ぶことを
決めた事例があります。
ご両親は
「まだ元気なうちは自分たちで管理したい」という希望がありましたが、
もし認知症などで判断力が
低下した場合に備え、
誰なら安心して任せれることを
書類として残すことを決められました。

親から子への財産の話は
デリケートな話の内容です。
まずは「何かあったときに困らないように」という
前向きな心構えでいきましょう。

後見制度や財産管理の話を
切り出すときは、その言葉を聞いて
嫌がるケースも多いです。
「親の自由や安心感を守るための仕組み」として、
「いざという時、家族以外の人に任せざるを得なくなる事もある」と
説明するといかがでしょうか。

3. 実家や土地のこれからの管理について

「この家、将来どうしたい?守りたいものや希望はある?」
「畑や田んぼは今後どうしようか?」

実例:
60代の男性が、
帰省した際にお父様と
「この実家、将来的にどう考えている?」と話をしたところ、
普段は無口なお父様が
「実はこの土地を残したいけど管理が大変なんだ」と
ポロっと本音を語ってくれました。
その後は、
親の希望を優先しつつ、
田んぼを地元の人に貸し出す方法や
固定資産税の負担も子供達で
手伝う話し合いに進みました。

実家や土地の話をする際は、これまで守ってきた親の希望を尊重することが大切です。

家や土地をどうするか決めておくことで、相続時の身の振り方がスムーズにいく効果もあります。

まずは「きっかけ作り」

相続や介護の話は、
「まだ早い」
「縁起でもない」
と思われがち。
家族で顔を合わせる年末年始だからこそ、
自然に話し合う「きかっけ」でないでしょうか。

これまでなかった情報が、
話し合うだけでも
家族の不安が軽減され、
「次の一歩」が見えてきます。

まずは親の話をじっくり聞くところから。

私は、その中で家族としての
「次の一歩」の見えてくることが
大切なことだと考えています。

相続や介護のこと、気になる方へ

今回のブログを読んで、
「私たちの場合はどうしたらいいんだろう?」と
思われた方もいらっしゃるかもしれません。

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この記事を書いた人

コラン相続コンサルタント事務所 坂本俊一